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サクラサク。(その2)

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今見ておかないと来年も見られるとは限らない。
大事なことなので2度言いました。

猿でもわかる介護福祉士国家試験。ザ・筆記編。
受験の手続きにまつわるエトセトラは前回テケトーに書きますた。テケトーゆえに信憑性ゼロ。信じるものは救われない。それが世の常。
筆記試験の受験票が12月上旬頃にハガキで届く。公共料金の払い込み用紙みたいなぺらぺらめくるタイプ。試験会場の地図とか当日必要なもの(鉛筆とか)がぴっちり書いてあるから熟読すべし。私は読まんかったけど。(ダメぽ)
筆記試験は1月下旬。試験地(都道府県)は申し込みの時に自分で選べるけど試験会場はロシアンルーレット。東京を選んだ私は某私立男子校が当たりました。荷物増えるのイヤなんで参考書とか問題集とか全部ウチに置いてった。今さらじたばたしてもしゃーないわ。勉強ほとんどやってへんしな。人事を尽くさず天命を待つ。
試験室に入れるのが午前9時からで試験開始は午前10時。ド田舎からの遠征組なので人身事故とかで遅延したらアウトやんなーて始発乗ったら8時前ぐらいに着いてもた。早過ぎ。駅前のミスドでコーヒー飲んで時間潰す。禁煙のお店やったので手持ち無沙汰で死ぬーてアウアウしながらぐるっと見回したら黙々と介福の問題集やってる女の子がおった。偉い。尊敬。しかしトイレ入った思たら20分ぐらい出て来んくて私もトイレ行きたいのに何しとんねんボケー!て途中からほぼ殺意に変わった。ウンコは家でして来い。
ようやくトイレが解放されたので体内の異物(何)を洗い流してすっきりさっぱりして試験会場に向かう。駅から徒歩10分くらいの距離やけどすんごい行列。アンタらみんな介福受けんの?職場とか学校とかのお仲間さんらしき集団がワイワイお喋りしながら歩いてて賑やか。私ぼっち。途中で喫煙所見つけて試験場は禁煙やろなーてパカパカ3本くらい吸ってから学校着いたら入り口のすぐ脇に「喫・煙・所!」てデカデカ書かれた張り紙見つけて目が潤んだ。今どき珍しいスモーカー優遇措置。ボクはキミを忘れない。
トイレ混む。めっさ混んでる。特に女子トイレ。男子校のせいか建物内に女性用がない。ロックフェスで見かけるみたいな簡易トイレが屋外にいっぱい並んでるけど行列が蛇。大蛇。行列キライやしミスドで行っといたから大丈夫やろと判断して校舎に入る。
受験票に上履き持って来いて書いてあるけど上履きなんて持ってない。100円ショップで買ったスリッパに履き替えてぺたぺた歩く。私立校て設備にお金かけてるなぁ。受験番号ごとに教室と座席が割り当てられてて私は3階の端っこの教室の廊下側最前列でした。居眠り絶対できひんポジション。窓側最後列はプレミアムシートやな。
試験官とその助手みたいなのが教室に入ってくる。見回したら空いてる席が結構あった。寝坊してダッシュでこっち向かってるかインフルとかノロでダウンか天気ええしどっか遊びに行こーてトンズラしたか。1月とは思えへんくらいポカポカ晴天やったしな。カイロ持ってったけど暑くて途中で捨てた。
試験の30分ぐらい前からイロイロ説明受ける。ケータイは使用禁止です電源切れ!て何回も言われた。京大の入試事件以来取り締まりが厳しくなっておるそうな。LINEとかTwitterとかFacebookとかバーチャル交流依存症の人には長く辛い一日。私トモダチおらんから無問題。
試験開始。午前と午後に分かれてて午前中は社会制度分野と介護技術分野。一問目がなぜか高齢者じゃなくて障害者の設問でウッソーてアワアワなって正解わかってたのに書き間違えた。ちなみに解答用紙はマークシート。コレやと思う答えを選んで番号を塗る。無我の境地で塗る。
解き終わったら時間終了までそのまま着席して待つか手を挙げて試験官に解答用紙渡して退室するか汝自身で選べ。ただし一度外に出たら戻れません。余った時間で見直しするのが正しい思うけど私は見直しするとなぜか点数下がるいうウッカリキングなのでそのまま提出&退室。問題用紙は持ち帰り可。何番に丸つけたかメモっておくとあとあと答え合わせに役立つ。
お昼休み。1時間以上あるからのーんびりリフレッシュ。試験場の近くにファミレスとか飲食店いっぱいある。東京素敵。超便利。ウチの近所はカフェいっこもない。ド田舎ファッキン。気を取り直してファミレスにてもりもりランチ喰らいつつネットで午前中の問題の答え合わせ。結構点数取れたかなぁいう感触。ドリンクバーつけてたけど試験場の大蛇を思い出してカフェラテとコーラ1杯づつで我慢。損した気持ち。トイレばっちり済ませててくてく歩いて学校戻る。
午後の試験開始。医療分野がメイン。認知症関連の問題もいっぱい出た。認知症てアルツハイマーだけじゃないのですよレビーとか前頭側頭とかタイプがいろいろあって原因も症状も経過も対処法も違うんですよエラい人にはそれがわからんのですよ。でもふだん認知症高齢者さんと接する時にこの人はレビー型とかいちいち考えへんな。病気じゃなくて人を見るのが医療福祉職の役目。
試験終わったら帰る。ダッシュで帰る。でも天気ええし明日も公休取ってるし東京見物してかーえろ!て池袋とかぷらぷら。買い物してお茶飲んで電車乗ってスマホで解答速報(資格スクールとかが出してる非公式解答)見ながら自己採点したら8割取れてたのでマァ大丈夫ちゃう?てホッと平らな胸を撫で下ろす。ド田舎県ド田舎市に着いたのは良い子がモゥ寝る時間。不良。(←死語)
筆記と実技の両方を受ける人(私とか)で筆記合格した人には2月中旬頃にまたぺらぺらめくるハガキで実技試験の受験票が届く。落ちた人は不合格通知のみ。実技免除講習受けてる人(筆記試験だけの人)は3月下旬の合格発表までなんも音沙汰なし。そのあいだ仕事に打ち込むも良し遊びまくるも良しワケわからんウソ情報に振り回されて一喜一憂するも良し。フリーダム。フリータイム。アイアムフリー。ヤァ。

介護福祉士の試験会場はそんなに多くないので試験が開催されない地域の受験者は他県に遠征せねばなりません。
ウチはド田舎とはいえ23区内なら通勤できなくもないエリアなので筆記も実技も日帰りで受けられたけど始発でも間に合わへんような遠方の人は前日から泊まり込んででっかいボストンバッグとかガラガラ(←キャスター言え)のスーツケース転がして来とったな。かく言う私も実技の会場がすごい遠くて受付時間ギリギリに着いたら係員さんにアンタいちばん最初に試験受けるグループやのに何してんの!てわーわー大騒ぎで待機室に連れてかれた覚えが。すみません。生まれてすみません。ド田舎モノですみません。線路に牛がおるから電車動かへんでーいうアラートメールがスマホに届く秘境です。通称置き牛。置き石じゃなくてウシ。オラこんな村イヤだぁ東京サ帰る。今ホームシックならぬトーキョーシック。元は東京都民です。実家はもうないんやけどな。

そんな牛にすら負ける電車でしぶしぶ通勤してるんですけれども駅から職場までのあいだに八重桜の並木道があって仕事イヤやぁてうだうだ歩いてると風に吹かれた花びらがぶわーて舞ってワァきれいーて足を止める。束の間の癒し。ド田舎の住宅街(広大な田んぼ付き)のせいかあんまり人も車も通らへん。今年この桜吹雪を見た人はどのくらいおるんかな。自然が多いせいか都会の人ほどにはお花見にエネルギー費やさないみたいですね。

いつでも見られる思てた桜並木が来年の春ぴかぴかのマンションに変わってるかもしれん。
来年の春アナタは此処におらんかもしれん。
来年の春アナタの大切な人はこの世におらんかもしれん。
今見ておかないと来年も見られるとは限らない。
大事なことなので2度言いました。

次はザ・実技編。そろそろ飽きて来た。(根性なし)
はたらくわたし。 | nice!(0) | Comments(0) | Trackback(0) |

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