スーパーフラット。

夜勤から帰る時に職場の入り口で目が合ったビオラ。（パンジー？）

猿でもわかるカイゴのお仕事。
排泄入浴食事のいわゆる三大介助が我らカイゴ人に求められる最低限のスキル。
特養とか老健とか介護型有料老人ホームとかは施設系でデイサービスとか訪問介護とかは在宅系。
施設系は早番日勤遅番夜勤のシフト制で土曜日曜祝日祭日とか関係ナッシング。大晦日の夜勤とかふつう。
カイゴのガッコでおベンキョしたことは現場ではあんまり役に立たん。常軌を逸する汚染（顔にウンコー！とか）が多々あるのでそういう事態に冷静に対処できる精神力の方が大事。
介護保険は国民の皆様の税金と介護保険料で成り立っておりおじーちゃんおばーちゃんの自己負担額はたったの1割ぽっちという素敵システムだけれどもオレ様がおまいらカイゴ職の給料払ってやってるんだぁあ的な勘違いさんがそこかしこにおるので小鼻でフフンと笑える度量が必要。
エヴリディ人手不足なので働き口には困らないけど人間関係良好な職場に巡り合うのはSTAP細胞の再現並みに困難。
給料安い。コドモいる人とか大学行かせてあげられるんやろかとか心配になる。
じーちゃんばーちゃんの顔の見分けがつくようになる。
シワシワに萌えを感じる。
ウンコの話しながらカレー喰える。
手荒れすごい。自分アレルギー体質なので真冬に風呂介助とかすると因幡の白ウサギよりすごい。
腰痛に悩む人と超腰頑丈な人がいる。私後者。
長生きはしたくねーなーが口癖になる。
70代のお年寄りが「若！」て思える。60代の人とか「超若！」になる。
太る。特に有料とか病棟勤務してるとご家族からめっちゃお菓子の差し入れもらう。
洗面台にずらっと並んだ入れ歯ケース見てコレは誰々さんの歯やなーとか見分けがつくようになる。
人生に希望を感じない。
平日休みの恩恵を存分に享受できる。ディズニーランド行くと待ち時間ゼロを満喫できる。しかし私はアンチディズニー。
ヒエラルキーがあるようなないような。介護福祉士持ってる若手中堅より無資格のベテランオバチャンが圧倒的に強者。
職員が自分の親を入所させたい思う施設が良い施設。そんなパラダイスはほぼ皆無。
立派なお仕事ですねてココロにもないお世辞言う人がおる。ウンコ処理業ですが何か？
なんか炭酸飲料好きが多い。たいていゼロカロリーかトクホ系。「シュワッとしたいんだ」byウチの主任。
何が何でもお年寄りに食事摂らせるわよ派と喰いたくないならモゥいーじゃん派に分かれる。私後者。
アルコールと次亜塩素酸ナトリウムの用途を間違えてる職員多い。ノロにアルコール噴霧意味なし。
休憩室は全員スマホ。無言。無音。私喫煙室へゴー。ここでも無言。無音。私もスマホ。
甘えん坊の高齢者さんは可愛い思うけど甘ったれた年寄りは嫌い。世界はオマエのために廻ってない。
施設＝介護士>看護師。病棟＝看護師>>>>>超えられない壁>>>>>介護士。数の論理。
40代までは若手カテゴリ。更年期とか無視。無視無視無視。
検食がイヤ。（一部例外あり）
同じ法人の施設職員とデイサービス職員はたいてい犬猿。なんで？
家の風呂よりも職場の風呂の方がめっちゃ熱心に掃除する。
ボク介護士になりたいんです言うワカモノがおったら全力で止める。引き返すなら今。

ものすごくいいことはないけど悪いこともない的な。
ものすごく悪いことはないけどいいこともない的でもある。

４畳半劇場。

病院や高齢者施設にはたいてい「検食」なるものがある。

患者さん or 利用者さんと同じ食事を食べて甘い辛い固い量が少ない冷めてる味つけが変！などなどの感想を「検食簿」に記入して厨房に提出しメニューの改善を促すのが目的でタダメシではあるけれども立派な業務の一環です。
しかし夜勤明けで胃がぐったり疲れてる時に病人向けの薄っすい味つけ（キライ）とか高齢者向けのヤワいごはん（超キライ）を喰わされるのは結構ゴーモンなので検食当番が廻ってくると適当にコメント書いてお百姓さんごめんなさいとココロで詫びつつ廃棄処分にする人が多い。

で昨日の夜勤さんはいつも検食の朝ごはんをきちんと食べて帰るウチの職場の最年少男子でした。
私は日勤リーダーだったんだけれども職員少ないしやることいっぱいだし超忙しいよー！てアワアワしながら走り回ってて休憩室の前を通りかかった時にフト見たらその最年少男子が窓際で座布団を3枚重ねて畳に足をポイと投げ出してお陽様にぽかぽか照らされながら検食喰ってるのを目撃してしまってガックリ全身の力が抜けた。

私「ウチは下宿じゃないからね！（怒）」
男子「ニヤニヤもぐもぐ」

ちなみにこの4畳半フォークソング的光景は1週間ほど前にも目撃していて「宿か！？」と叫んだ気がする。
彼ほど検食をエンジョイしている職員はたぶんおらん。